一般財団法人環境イノベーション情報機構
子供たちによる交通キャンペーン
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.08.30 【情報源】/2002.08.21 発表
8月31日、子供たちが、連邦環境省次官プロブスト氏に、キャンペーン「グリーンマイル」の成果を手渡した。これは、ヨハネスブルグ・サミットを前に、3万人の子供たちが、環境に配慮した移動手段に挑戦したものである。プロブスト氏は、「子供たちは、このキャンペーンを通じて、自分たちそれぞれが、持続可能な開発に貢献することができるということを実感しただろう」と語っている。キャンペーンは、学校や幼稚園で行われた。徒歩、ローラースケート、自転車、バス、電車など、環境に配慮した手段で移動し、その途中にあるステッカーを集めてまわるもの。子供たちの総合移動距離は、ベルリン・ヨハネスブルグ間の16倍の距離である14万マイル(約22万km)に達した。
また、年長の子供たちは、このキャンペーンを通じて、「交通探偵」の役割を果たした。危険な十字路、自転車道が設置されていない道路、長い赤信号などの存在を自治体に指摘した。
このキャンペーンは、連邦環境省が資金を出し、ドイツ交通クラブと社団法人気候同盟が実施した。【ドイツ連邦環境省】