一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成26年度全国自動車交通騒音常時監視結果 基準超過住居は約6.8%
【大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2015.12.24 【情報源】環境省/2015.12.22 発表
環境省は、全国の自動車交通騒音の状況について都道府県が平成26年度に行った常時監視の結果を取りまとめ、平成27年12月22日に発表した。「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」(平成23 年法律第105 号)に基づき、平成24年4月1日付で都道府県から一般市へ権限委譲が行われ、平成26年度は、全国835地方公共団体において、環境基準の達成状況の評価が実施された。
評価の対象は、延長52,391km、7,794千戸の住居等(※1)。
評価対象の7,794.1千戸のうち、昼夜(※2)いずれかが基準値を超過した住居は529.5千戸(6.8%)であり、昼夜間ともに環境基準を超過していたのは256.3千戸(3.3%)であった。
幹線道路に近接する3,033千戸では、昼夜いずれかが基準値を超過した住居は373.9千戸(11.5%)であり、昼夜間ともに環境基準を超過していたのは179.0千戸(5.5%)であった。
環境省では、環境基準の達成状況の経年変化は各年で評価の対象としている住居等の違いを考慮する必要はあるが、報告された範囲では近年緩やかな改善傾向にあるとの見解を示している。
また、全体を道路種類別に分けて集計したところ、昼間または夜間で環境基準を超過していた割合がもっとも高かったのは、都市高速道路であり、2,213.0千戸のうち239.5千戸(10.8%)であった。
(※1)評価対象住居は道路端から50メートルの範囲にある住居。
(※2)昼:6時〜22時、夜:22時〜6時。
【環境省】