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環境ニュース[国内]

豊田自動織機など、EV・PHV充電予定時間情報を活用した電力制御に関する検証を実施

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.12.21 【情報源】企業/2015.12.17 発表

 豊田自動織機は、電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHV)の充電予定時間情報を活用した複数台充電器の電力制御に関する検証を実施する。この検証は、トヨタ自動車子会社で情報サービスのトヨタメディアサービス、日本ユニシスとともに12月19日から始める。愛知県豊山町の大型商業施設「アピタ名古屋空港店」で、CO2排出量の削減効果などを調べる。
 3社は、全国の充電器の位置や稼働状況を一元管理する基盤「EV/PHV利用促進プラットフォーム」と、充電器情報が閲覧できるスマートフォン(多機能携帯電話)用のアプリ「全国EV・PHV充電まっぷ」を開発している。全国EV・PHV充電まっぷは、充電利用者が使用する充電器の充電予定時間を登録することで、他の利用者が混雑状況を確認できる。
 実証はこの充電予定時間の情報を活用する。施設の駐車場などで複数台のEV・PHVを同時に使う場合は、設備能力や契約電力量に応じた充電電力の制御が必要で、複数台に電力を均等に配分する。充電予定時間を考慮しないため、短時間の充電利用者の充電量が不足する課題があった。実証では短時間の利用者に多くの電力を提供するシステムにする。
 設備能力、契約電力量に合わせてピーク電力を配分し、電力の利用効率向上と運用コストの低減が可能になる。ピーク電力の配分は、複数台の充電器の電力負荷を平準化してピークを抑える、豊田自動織機の電力制御システムを使用する。実証は2016年1月15日まで行い、短時間の充電を優先する方式による利便性の向上と、利用効率向上によるCO2削減効果を検証する。【(株)豊田自動織機】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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