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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、欧州における廃棄物発生抑制プログラムの進捗を分析

ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2015.12.21 【情報源】EU/2015.12.07 発表

 欧州環境庁(EEA)は、欧州で策定された国や地域レベルの廃棄物発生抑制プログラムに関する報告書を公表した。EUおよび欧州各国の廃棄物政策は「廃棄物ヒエラルキー」の原則に基づいており、廃棄物発生抑制を最優先とし、再使用再生利用、その他の再生の順に続き、埋立を最後の手段としている。EUは廃棄物枠組み指令によって、廃棄物発生抑制プログラムを2013年末までに策定するよう加盟国に義務付け、プログラムの進捗を調査している。今回の報告書は2014年末までに策定された36件のプログラムのうち27件を分析したもので、プログラムの詳細、対象範囲、目的、期間、目標、指標、モニタリングシステム、措置および政策手段がきわめて多様であることが示されている。
 欧州では2004年から2012年にかけて、廃棄物の発生量は絶対値で1%以上(人口1人当たり3%以上)減少した。それでも、2012年のEUの廃棄量は25億トン(1人当たり5トン近く)に上り、環境的および経済的に大きな損失を生んでいるという。【欧州環境庁】

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