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環境ニュース[国内]

日立製作所、ベトナム・ホーチミン都市鉄道1号線の高架式駅舎向け昇降機を受注

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.12.08 【情報源】企業/2015.12.03 発表

 日立製作所は、ベトナム最大の経済都市、ホーチミン市の都市鉄道1号線の高架式駅舎向けに昇降機を受注した。日立にとって昇降機では同国最大級の受注だ。1号線は同国で初めての都市鉄道で、急速な工業化と都市化の進展に伴う道路交通量の増大が深刻な問題になっている同市の交通渋滞解消と環境保全を目的に、建設が進められている。
 日立の東南アジア・インド・中東地域での昇降機事業統括会社、ヒタチエレベーターアジアと受注した。ホーチミン都市鉄道1号線は全長19.7km・14駅のうち、高架区間が17.5km・11駅ある。日立は、高架区間の駅舎に32台のエレベーターと31台のエスカレーターを2017年に納入する。日立がベトナムでエスカレーターを受注するのは初めてとなる。
 日立は定格速度が分速60m、積載質量1000kgで定員15人のエレベーターと、階の高さが5.4〜8.35mのエスカレーターを納入する。ホーチミン都市鉄道1号線は、ホーチミン市で複数計画されている都市鉄道路線の第1弾だ。ベトナムの経済成長は今後もさらに加速すると予想され、都市鉄道の建設などによって昇降機の需要の拡大が見込まれる。
 日立は今回を機にベトナムの他の都市鉄道でも積極的に営業活動を展開する。同国で日立は、現地企業と代理店契約して2009年8月に昇降機事業を始めた。これまでに中・小規模の施設を中心に計64台を納入した。ベトナムを含む東南アジアの昇降機事業強化に力を入れ、2015年7月にはミャンマーに昇降機販売・サービス事業の合弁会社を設立した。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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