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環境ニュース[国内]

三菱電機、インドに鉄道車両用電機品の新工場設立・稼働開始、大型案件に対応

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.12.02 【情報源】企業/2015.12.02 発表

 三菱電機は、インド南西部のカルナタカ州に鉄道車両用電機品の新工場を設立し、11月27日に稼働を始めた。鉄道インフラ需要が拡大する同国の地下鉄・機関車などの大型案件に対応する。同時に保守事業をさらに広げ、交通システム事業を強化する。同事業のインドでの2020年度の売上高は、2014年度のほぼ2倍に当たる200億円規模を目指す。
 新工場はインド法人の三菱電機インドに設け、カルナタカ州の州都、バンガロールに5億4100万ルピー(約10億3000万円)を投資して造った。鉄道車両の推進制御、補助電源装置、主電動機の組み立て・試験と修理・保守を行う。稼働時の従業員は約50人で建屋は4605m2の床面積がある。鉄道車両用の電気品工場では、海外で6番目の稼働だ。
 インドは経済発展に向けて社会インフラの整備が急務とされ、「メイク・イン・インディア」をスローガンに製造業を中心に産業振興・外資誘致政策を推進している。同国の各都市では、環境負荷が低い大量輸送手段として鉄道が導入され、地下鉄車両用電機品の需要が伸びている。貨物・都市間鉄道や高速鉄道の整備も期待される。
 三菱電機はインドで1960年代初めに機関車用電機品を納入して以来、交通システム事業を展開し、2000年代に地下鉄市場に本格参入した。地下鉄向けの推進制御装置・主電動機など推進制御システムは約65%のシェアを占める。現在、事業拡大に向けた鉄道車両用電機品の生産・販売・保守体制の強化を進め、その一環で工場を新設した。【三菱電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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