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環境ニュース[国内]

IHI、グループの新潟原動機が韓国農協向けに軽油だき非常用ガスタービン受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.11.20 【情報源】企業/2015.11.16 発表

 IHIグループでディーゼル・ガスエンジン、ガスタービン、発電装置を手掛ける新潟原動機は、韓国農協の統合電算センター向けに軽油だき非常用ガスタービン「NGT3B-T」を4基受注し、出荷した。日本の消防法で非常用発電装置に要求されている、40秒以内の起動に適合した世界最大出力の非常発電用のガスタービンだ。
 受注・出荷したNGT3B-Tは1基6500kVAの出力があり、韓国北西部の京畿道義王市に新規建設中の地上10階、地下2階建て延べ床面積9万1570m2のインターネットデータセンター(IDC)に導入される。IDCにとって電源の確保はシステム稼動の最も重要な要素となるため、新潟原動機のガスタービンが非常用電源に使用される。
 韓国の非常用発電装置市場でトップのメーカー、同国GnCが主契約者となり、同社が自社の発電機などと新潟原動機製のガスタービンを組み合わせ、発電装置のパッケージとしてまとめて受注した。GnCは同国で多数の内燃機関納入実績があり、新潟原動機はGnCと2015年1月にガスタービンのパッケージャー契約を結んだ。
 韓国のIDCの非常用発電装置はディーゼルエンジンが多くの割合を占めるが、ガスタービンは軽量、省スペース、冷却に水の設備が要らず、高周波音で音を遮断しやすいなどの利点がある。新潟原動機は、市街地近郊のIDCや工場など同国の非常用ガスタービン発電装置の市場性は高いと考え、今回を弾みに受注拡大を目指す。【新潟原動機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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