一般財団法人環境イノベーション情報機構
JXエネルギー、自社で初の移動式水素ステーションを3カ所で開所、販売を開始
【エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2015.11.18 【情報源】企業/2015.11.13 発表
JX日鉱日石エネルギーは、自社で初めての移動式水素ステーションを神奈川県内3カ所で開所する。燃料電池車(FCV)向けに燃料になる水素の販売を始める。自治体の協力でそれぞれの運営場所で展開が可能になった。3カ所のうち1カ所は11月13日にオープンした。残りの2カ所も11月中に順次開所する。移動式水素ステーションは、トラックの荷台に水素充てん設備などを積載し、事前に届け出た場所で水素を供給する。移動できるため、ガソリンスタンドと同様の固定式水素ステーションが普及するまでの間、ステーションが不足する地域をカバーでき、複数の場所でも提供できることが利点だ。
最初に開所したのは横浜市中区の「横浜大さん橋水素ステーション」で、月、木、金曜の午前10時〜正午に営業する。続いて川崎市川崎区の「川崎マリエン」(火、水曜の午前10時〜正午)と相模原市中央区の「相模原中央」(火、木曜の正午〜午後2時)の両水素ステーションが11月17日に営業を始める。
各水素ステーションでは約3分でFCVに充てんできる。JXエネルギーの100%出資で2014年10月に設立した水素事業のENEOS水素サプライ&サービスが、3カ所とも運営する。JXエネルギーは約40カ所の商用水素ステーション開所の準備を進め、既に東京都、神奈川、埼玉、千葉、愛知県の計12カ所で販売している。【JX日鉱日石エネルギー(株)】