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環境ニュース[国内]

ダイキン工業、店舗・オフィス用エアコンで新たな気流の方法採用、省エネ性能も向上

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.11.17 【情報源】企業/2015.11.11 発表

 ダイキン工業は、店舗・オフィス用エアコン「FIVE STAR ZEAS(ファイブスタージアス)」シリーズ(全12タイプ・368機種)をモデルチェンジし、2016年2月1日に発売する。下方向に気流を吹き出していた天井カセット型の暖房方法を見直し、水平方向の新たな気流の方法を採用した。壁面から床面に流れて床全体に広がる。省エネ性能も向上させた。
 暖かい空気は天井方向に上がるため、従来の天井カセット形エアコンの暖房は下方向に吹き出している。新気流「アクティブ・サーキュレーション気流」では、天井から水平に気流を強く吹き出し、壁面に沿って床面まで届けて足元から暖める。壁や窓から進入する冷気も防ぐ。冷房時も室内の温度ムラを軽減する。
 アクティブ・サーキュレーション気流は面積を約2倍にしたワイドフラップ(羽)と、20度の吹き出し角度での十分な気流の確保、2方向への吹き出しによる10%の風速向上で実現した。壁面を暖めるための2方向への水平吹きと、中央を暖めるための4方向への下吹きを繰り返し、目標温度になると全周吹きの通常運転にする。加えて人検知と床温度センサーで制御する。
 直径1mm未満の冷媒流路を多数設けた全アルミ製の熱交換器「ダブルマイクロチャネル」によって、室外機の設置サイズを大きくすることなく、高い省エネ性を確保している。ダイキンのインバータエアコンからの更新でも、消費電力量を最大約70%削減する。冷媒は、温暖化係数が低いうえエネルギー効率にも優れる「HFC-32」を採用した。【ダイキン工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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