一般財団法人環境イノベーション情報機構
化学物質に関するリスクコミュニケーションをテーマとしたゲーム教材作成
【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2002.08.26 【情報源】環境省/2002.08.26 発表
環境省は、化学物質に関するリスクコミュニケーションの取組みの一環として、小中学生が楽しく遊びながら化学物質と環境について学習できるゲーム教材を作成した。教材は「エコプラントゲーム」、「コレクター」、「つくろうポンポコ理想郷」の3つ。利便性とともにリスクがある化学物質の両面性、製造から使用・廃棄までの多様な段階で環境を汚染する可能性があるという化学物質と環境問題との関連、リスクに対する感覚の習得を目標としている。
例えば「エコプラントゲーム」は、1か月の予算100万円を環境対策と生産活動に振り分けながら模擬的に工場経営を行ってもらい、生産と環境対策のバランス感覚の育成や環境問題への関心を高めることを目的とする内容。
また「つくろうポンポコ理想郷」では、プレイヤーが主人公のたぬきとなり、天狗にお願いしたり、かっぱに貢物をしながら村づくりを進めていくシミュレーションゲームとなっている。天狗にお願いすることは化学物質の使用、かっぱは自然環境を暗示しており、天狗とかっぱとの付き合い方のバランスがゲームのポイントだ。
なお環境省は教材の公表にあわせリスクコミュニケーションのホームページを改訂し、ホームページ上にゲームの内容を掲載している。このうち「エコプラントゲーム」、「コレクター」についてはキットでの配布も行っている。【環境省】