一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三菱重工、グループが超大型コンテナ船用主機排熱回収システム受注、燃費向上

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.10.07 【情報源】企業/2015.10.02 発表

 三菱重工業グループで船舶用エンジンなどを手掛ける三菱重工舶用機械エンジンは、超大型コンテナ船用の主機排熱回収システム(WHRS)を受注した。エンジンの排ガスを最大限に回収・利用して電力を発生させる独自のシステムで、燃費効率を向上させて環境負荷を低減する。デンマークの海運会社、マースクラインが建造する11隻に搭載する。
 韓国造船大手の大宇造船海洋が発注した。WHRSは、排ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせて最適制御し、広い運転域からの排熱を回収して燃費効率を高める。WHRSは今回の前にもマースクラインが保有する世界最大・最高効率(受注当時)のコンテナ船にも採用され、同社向け受注累計は69隻になった。
 三菱重工グループの船舶技術を結集したWHRSは、三菱重工舶用機械エンジンのベストセラー製品だ。今回を含みこれまでに世界で87隻分を受注し、シェアは90%を超える。うち64隻分が就航している。マースクラインはコペンハーゲンに本拠を置く世界最大級の海運複合企業、A.P.モラー・マースク傘下で、世界各地に拠点を持つ。
 三菱重工舶用機械エンジンは三菱重工が100%出資している。WHRSのほか2ストローク低速エンジン、過給機、プロペラ、船舶用ボイラー・タービン、デッキクレーン、甲板機械、舵取機など、船舶用機械・エンジンで幅広いラインアップを保有する。今後も船舶のエネルギー効率を高めるさまざまな省エネ・新環境ソリューションを提案する。【三菱重工舶用機械エンジン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク