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環境ニュース[国内]

ホンダ、家庭用ガスエンジンコージェネユニット改良、電力制御で発電時間拡大

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.09.03 【情報源】企業/2015.08.31 発表

 ホンダは、家庭用のガスエンジンコージェネレーション(熱電併給)システム「エコウィル(ECOWILL)」と、自立運転機能付き「エコウィルプラス(ECOWILL PLUS)」のガスエンジンコージェネユニットを一部改良して発売する。消費電力に合わせた発電電力の制御で余剰電力を減らして自家発電時間を拡大し、購入する電力量を削減する。
 エコウィルはガスエンジンで発電し、その際に生じるエンジンの排熱を利用して給湯や暖房を行う。エコウィルプラスは、停電時に手動でエンジンを始動させて発電運転する機能が付く。新型ユニットはエコウィル用が「MCHP1.0K3」とエコウィルプラス向けは「MCHP1.0R1」で、それぞれ9月、2016年1月に各ガス事業者などに販売を始める。
 新型ユニットは負荷追従発電制御機構を新たに採用した。家庭の消費電力に応じて発電電力を0.7〜1kWの間で可変制御することで余剰電力を減らし、自家発電時間を増やすことができる。電力会社から購入する電力量が減るため、給湯暖房ユニットと組み合わせた際の光熱費は、電気を全て購入するより年間で約5万7000円節約できる。
 家庭用のガスコージェネ機器で日本で初めて、電圧や周波数低下時の運転継続要件を満たす多数台連系認証も取得した。これにより電気事業者から求められる連系確認試験が不要になる。試験は太陽光発電をはじめとする他の小型分散型発電機器と組み合わせた発電をするもので、これまで約1カ月かかっていた。エコウィルは発電ユニットと給湯暖房ユニットで構成し、累計13万戸以上に設置されている。【本田技研工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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