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環境ニュース[国内]

日本海事協会、飯野海運グループが算定の温室効果ガス排出量に第三者検証実施

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.09.03 【情報源】企業/2015.08.28 発表

 一般財団法人の日本海事協会(ClassNK)は、飯野海運グループの船舶管理会社、イイノマリンサービス(IMS)が算定した自社の温室効果ガス排出量に対し、合理的保証水準に基づいた第三者検証を実施した。検証声明書を発行し、IMSが取得した。日本海事協会による合理的保証水準に基づく声明書の取得は日本の海運業界で初めてとなる。
 IMSは、2013年4月1日〜2014年3月31日を対象期間に算定報告書を作成した。自社の管理船約50隻と事業所に起因する排出量について、温室効果ガス排出量の算定や妥当性確認・検証に関するISO(国際標準化機構)規格「ISO14064-1」に基づいて算定した。日本海事協会はこの報告書について、第三者機関として合理的保証水準に則しているか、検証した。
 合理的保証水準は、報告書に記載された排出量情報が「全ての重要な点で適正に表示されていると認める」ことを意味する。厳格で網羅的な検証実施を証明し、温室効果ガスの算定方法が適正、と日本海事協会が承認したことになる。検証では上部認定機関の日本適合性認定協会が立ち会い、日本海事協会の検証手順と検証員の力量を確認した。
 国際海運からの2012年度の温室効果ガス排出量は世界の総排出量の約2.2%を占め、海事業界では排出量削減に向けた自主的な取り組みが広がっている。温暖化への関心の高まりを受けて環境活動を積極的に開示する企業が増える中、日本海事協会は海事産業の温室効果ガス削減を支援するため、今後も中立の立場で排出量の第三者検証を行う。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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