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環境ニュース[国内]

住友電工、北海道と本州の直流連系線の地中ケーブル工事を北海道電力から受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.09.02 【情報源】企業/2015.08.28 発表

 住友電気工業は、北海道と本州を結ぶ直流連系線「北斗今別直流幹線」(長さ122km)のうち、津軽海峡を横断している地中(海底下)区間(同約24km)のケーブル工事を北海道電力から受注した。青函トンネルに超高圧ケーブルを敷設する。2015年度内にケーブルの設計、製造と現地での施工に着手し、完成試験を経て2019年3月に引き渡す。
 海峡トンネル内に超高圧のケーブルを敷設する工事としては世界で最も長い距離になる。住友電工は、“架橋ポリエチレン”を絶縁体に使った250kVの「XLPEケーブル」を敷設する。XLPEケーブルは、従来の“油浸紙絶縁式ケーブル”と比べ、許容運転温度が高い点と環境保全性に優れていることが特長で、採用が広がっている。
 高圧の直流ケーブルは近年、地域・国家間の連系線敷設や洋上風力発電所の建設の活発化に伴い、需要が増加している。住友電工は、この青函トンネルへの敷設プロジェクトで高品質の直流ケーブルシステムの構築、完工への取り組みに力を入れる。同時に、今回の実績を生かして国内外の直流送電プロジェクトで一層の受注拡大を目指す。
 北斗今別直流幹線は、北海道北斗市の北斗変換所と青森県今別町の今別変換所をつなぐ。送電電圧は直流250kVで30万kWの送電容量があり、2019年3月の運転開始を予定する。北海道と本州の間は電源開発が所有する容量60万kWの連系線が運用されているが、北海道電力はこれに加えて道内の電力安定供給を目的に北斗今別直流幹線を設ける。【住友電気工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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