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環境ニュース[国内]

ローム、家中の照明をワイヤレスでコントロールするシステム販売、LEDも開発

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.08.31 【情報源】企業/2015.08.26 発表

 ロームは、家中の照明をワイヤレスでつないでコントロールするシステム「ROHM Smart Lighting System(ローム・スマート・ライトニング・システム)」の販売を始める。3種の無線通信を備える。無線に対応するLED(発光ダイオード)ライトユニットも新たに開発した。空間に最適な照明の演出ができる。住宅・設備メーカー向けに展開する。
 無線通信は無線LAN、920MHz特定小電力、EnOcean(エンオーシャン)を搭載する。エンオーシャンは、電磁誘導や太陽光などの自然エネルギーを電気エネルギーに変え、電池不要で無線通信できる技術を指す。照明コントロールシステムは複雑な配線が必要なため、新築以外は難しいとされていたが、エンオーシャンでリフォームでも導入しやすくなる。
 エンオーシャンをスイッチに利用することで、ボタン1つで設定シーンが再現できる。照明をグループ化して部屋ごとや各階など複数の照明を一括してコントロールし、目覚めや映画鑑賞など最大32のシーン設定が可能になる。最大200台まで照明機器を管理する。スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット(携帯情報端末)で操作できる。
 新開発の無線対応LEDライトユニットは、独自の光学設計で十分な照度を保ちながら優しい明かりを実現した。利用が増えているGX-53口金を採用し、さまざまな照明機器に取り付けられるようにした。システムは9月から順次販売し、対応する照明のラインアップも拡充する。ロームは、日本とアジアでエンオーシャン技術の普及を進めている。【ローム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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