横河メータ＆インスツルメンツ、小型汎用電力測定器シリーズ4機種を発売

【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.08.28 【情報源】企業／2015.08.24 発表

　横河電機グループで電子計測器・計器の製造・販売を手掛ける横河メータ＆インスツルメンツは、小型の汎用電力測定器「ディジタルパワーメータ『WT300Eシリーズ』」4機種を8月25日に発売した。電気・電子機器の省電力化に向け、製品開発から生産現場まで幅広い用途で消費電力や待機電力などの測定に使用できる。
　WT300Eシリーズは2013年発売の「WT310/WT330シリーズ」の後継機種となる。測定精度を向上させるとともにコンパクトなサイズにさまざまな機能を搭載した。省エネ意識の高まりを受け、開発用と合わせ、生産ラインで出荷判定する際の電力測定条件も厳しくなっていることから、高い測定精度を備える汎用電力測定器を開発した。
　測定精度は従来製品のWT310/WT330の±0.2％から、小型の電力測定器でトップ水準となる±0.15％に高めた。上位の機種と比べても遜色のない測定精度を実現したことで、家電・情報機器などの開発時の性能評価や、厳しい電力規格に合わせた出荷検査に利用できる。産業用ネットワークに広く採用されている通信手順にも対応した。
　テレビ、エアコン、冷蔵庫、照明器具などの家電メーカーや、パソコン、複合機などの情報機器メーカーに加え、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車向けの電池や充電器のメーカーなどに展開し、電力測定器を通して省エネの取り組みを支援する。横河は国内外の電子式電力測定器のシェアでトップに立つ。【横河メータ＆インスツルメンツ(株)】