一般財団法人環境イノベーション情報機構
ダイキン工業、東京の夏の暑さテーマに外国人調査、6割がオフィス環境に不快感
【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2015.07.30 【情報源】企業/2015.07.23 発表
ダイキン工業は、東京の夏の暑さをテーマに東京で働く外国人にアンケート調査を行った。約6割が夏のオフィス環境が不快と感じ、約8割は政府が省エネで推奨する28℃の室温設定が暑い、と答えた。定期的に実施する「現代人の空気感調査」の一環で東京で1年以上で働く外国籍100人と日本国籍100人に6月12日〜7月7日にインターネットで調べた。東京の夏を経験した外国人に2014年6月に実施した調査に続き、東京の夏のビジネスシーンについてアンケートした。2014年調査では約9割が自国より暑い、と回答した。今回外国人は北米26人、欧州23人、アジア29人、中東・アフリカ22人が答えた。夏のオフィス環境に関して「暑すぎて耐えられない」が6%、「暑くてやや不快」が37%あった。
これに「寒くてやや不快」の15%、「寒すぎて耐えられない」3%を加え、61%が不快と感じていた。残りの39%は「ちょうどよくて快適」となる。働いているオフィスの室温で最も多かったのは25℃の19%だった。政府推奨の室温28℃のオフィス環境は「暑すぎて耐えられない」が29%、「暑くてやや不快」が52%と、計81%が暑さを感じていた。
仕事が最もはかどる温度を聞いたところ1位は24℃の19%で、25℃の16%、23℃の15%と続き、推奨室温と4℃前後の差があった。ただ28℃の推奨には53%が「共感できる」と答え、理由に省エネ、環境への理解を示す回答が多かった。暑いと思いながらも取り組みに賛同する層が多いものの、体がついて行かない実態が見て取れる、と分析している。【ダイキン工業(株)】