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日本品質保証機構、再生重油にJISマーク第1号認証、設備に影響する塩素分管理

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.07.24 【情報源】企業/2015.07.21 発表

 認証・試験・検査機関の一般財団法人日本品質保証機構(JQA)は、再生重油にJIS(日本工業規格)マーク表示制度の第1号の認証を7月7日付で行った。設備に影響する塩素分が管理されている再生重油となる。滋賀県湖南市の廃油処理・再生重油販売会社、喜楽鉱業が本社工場(同市)で製造する再生重油を認証した。
 再生重油は、使用済み潤滑油などを主な原料に製造される燃料油で、資源循環型社会推進に向け、重油の代替として有効利用が求められる中、2013年12月20日付で再生重油のJISが制定・発効された。生産者と使用者の環境・安全・健康の保護や、適正で効率的な生産・使用を目的に、品質と試験方法を明確にしている。
 適用JIS規格は「JIS K 2170」となり、JISマークに認証された再生重油は塩素分が管理されるうえ、安心・安全に使用できるように製品の品質が確立されている。喜楽鉱業は、自動車や工業用途の潤滑油など鉱物潤滑油系の廃油リサイクルして再生重油を製造・販売する。重油に比べて安価で各種のボイラーに使える。
 JQAは再生重油のほか、溶融スラグ・廃棄物由来の固形化燃料などのリサイクル製品をはじめ、従来のJISマーク表示制度の対象ではなかった新分野の認証に対応し、普及を進めている。再生重油と同時にバイオ再生重油のJISも制定された。使用済み潤滑油と植物油主体の使用済み食用油を混ぜて製造する燃料を指す。【(一財)日本品質保証機構】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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