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環境ニュース[国内]

リコー、再生複合機ビジネスを中国で開始、使用済み機輸入と再生製造認可取得

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.07.22 【情報源】企業/2015.07.17 発表

 リコーは、再生複合機のビジネスを中国で今夏に始める。複合機メーカーで初めて、同国の国家品質監督検査検疫総局から、使用済み複合機の同国への輸入と再生製造の認可を取得した。環境保全と利益創出を同時に目指す環境経営の取り組みの一環として実施し、日本、米国、欧州で展開している再生複合機ビジネスを同国に広げる。
 再生複合機ビジネスは、使用済みの複合機を回収して分解、清掃、部品交換、組み立てなどの処理を行い、再生複合機として再び市場に出荷する事業となる。日米欧を中心に環境保全の意識が高い顧客などに向けて導入を推進してきた。現在年間6万台の再生複合機を販売している。中国を加えて3年後に世界で年間8万台を目指す。
 リコーは中国の市場特性やニーズを把握するマーケティング活動を2010年から本格的に行い、再生複合機の需要を確認した。ビジネスの準備を進め、開始にあたって認可を取得した。再生処理する福州の現地工場に使用済み複合機を集め、7月に再生複合機の製造を始める。現地法人リコーチャイナ(上海)を通じて8月から販売する。
 使用済み複合機は、静岡県御殿場市で今夏から順次業務を始める「リコー環境事業開発センター」や世界各地から回収する。同センターは環境技術の実証研究やリユースリサイクル技術の実践・最適化を手掛ける。中国では3年後に年間1万台の再生複合機の販売を目標にし、他の新興国への拡大も視野に入れてビジネスを加速させる。【(株)リコー】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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