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環境ニュース[国内]

富士通ホーム&オフィスサービスが完全閉鎖型植物工場で栽培した低カリウムホウレンソウを販売

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.07.21 【情報源】企業/2015.07.14 発表

 富士通ホーム&オフィスサービスは、福島県会津若松市の完全閉鎖型植物工場「会津若松Akisai(アキサイ=秋彩)やさい工場」で栽培した低カリウムホウレンソウの販売を7月14日に始めた。同社は富士通の100%子会社で不動産・施設運営・先端農業事業を手掛けている。秋田県立大学との共同研究で開発したもので、東京都八王子市の青果チェーンなど全国33店舗で扱う。
 洗わずに食べられる「キレイヤサイ」シリーズの低カリウム野菜で、2014年5月に発売した低カリウムレタスに続いて展開する。ホウレンソウはカリウムの含有量が多いが、富士通の農業支援システム「食・農クラウドAkisai」で栽培環境をコントロールすることで、通常のホウレンソウの葉100gにカリウムが690mg含まれるのに対し、240mg以下に抑えた。
 カリウムが気になる層でも生で食べることができる。会津若松Akisaiやさい工場の低カリウムホウレンソウは、サラダで食べられるように品種改良したサラダホウレンソウと違い、品種改良されていない一般的なホウレンソウを柔らかい葉になるように育てると同時に、エグミ(野菜に含まれるアク)の原因のシュウ酸を抑えて生食を可能にした。
 会津若松Akisaiやさい工場は、約2000m2のクリーンルーム内で水耕栽培によって野菜を生産している。種まき、収穫、包装作業をクリーンルーム内で一貫して行うため、野菜に付着する雑菌が極めて少ない。農薬も使用していないことから、洗う必要なく食べられる。今後も秋田県立大と共同研究を続け、付加価値を高めたホウレンソウを開発する。【富士通ホーム&オフィスサービス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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