新潟市内の電柱の変圧器から微量のＰＣＢを含有した絶縁油が漏洩

　東北電力（株）は、同社が新潟市内に設置した電柱の変圧器から、微量のＰＣＢが含有された絶縁油４リットルが漏洩し、歩道に約４ｍ×２．５ｍにわたりこぼれ出たとの報告を平成１４年８月７日付けで原子力安全・保安院に対し行った。
　漏洩は７月２２日に発見され、絶縁油の分析を行ったところ８月５日に９．９ｐｐｍのＰＣＢ含有が確認されたという。漏出した絶縁油の回収、変圧器、電柱の取り替えは全て完了している。
　なお原子力安全・保安院はこの報告を受け、８月８日付けで東北電力に対し、（１）使用中の柱上用変圧器についての点検計画の策定、（２）絶縁油漏洩についての徹底した原因究明、（３）再発防止策の検討・実施、（４）（１）～（３）についての結果報告－－を行うよう指示を行った。【経済産業省】