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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、ごみ焼却発電プラントのエンジニアリングを行う会社を中国に設立

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2015.06.08 【情報源】企業/2015.06.03 発表

 JFEエンジニアリングは、ごみ焼却発電プラントのエンジニアリングを中国で行う合弁会社「東潔環保科技(上海)」を同国上海市に設立する。現地企業と合意した。合弁会社はJFEエンジの技術供与を受け、ダイオキシン類窒素酸化物(NOx)の排出を抑制する「ストーカ式」焼却炉の設計から製作までを現地で一貫して進める。
 東潔環保科技(上海)は資本金約7億円でJFEエンジが50%、中国の3社が新たに立ち上げるごみ処理事業会社、華永環境新能源が50%出資する。8月の設立を予定し、廃棄物発電プラントのエンジニアリングを手掛ける。華永環境新能源は同国自動車大手の東風汽車グループ、鋼構造エンジニアリング大手、投資会社が5月に設立した。
 中国のごみ焼却発電プラント需要は日本の10倍以上で、一層の拡大が予想される。同時に、環境悪化を防止するための規制強化の動きもあり、課題を解決するプラントが求められている中、JFEエンジが保有する総合的なエンジニアリング力が必要とされた。東潔環保科技(上海)は今後、行政許認可などの手続きを経て事業を始める。
 JFEエンジは環境負荷を低減するとともに発電量を増やすストーカ式焼却炉を持ち、中国での合弁会社設立を弾みに、世界各地に適した形に現地化して資源循環社会の形成を後押しする。ストーカ式は、耐熱金属の角材を並べた床(ストーカ)の上で対象物を移動させながら燃焼する方式を指し、一般廃棄物焼却炉の主流になっている。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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