一般財団法人環境イノベーション情報機構
デルタ電子、EV充電料金の簡単な決済を実現するサービスソリューションを開発
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.05.25 【情報源】企業/2015.05.20 発表
デルタ電子は、電気自動車(EV)充電サービス料金の簡単な決済を実現するサービスソリューション「スマートEV充電サービスソリューション」を開発した。欧州や米国でEV用急速充電器に標準採用されている通信方式のOCPP(オープン・チャージ・ポイント・プロトコル)を搭載し、スマートフォン(多機能携帯電話)の通信技術と連携する。EV普及のための取り組みが広がり、一般利用者向けのEV充電サービス事業への関心が高まっている。その一方で既存のサービスは充電器ごとに使用できる会員制ICカードが限定され、利用者が限られることが課題になっていることから、スマートEV充電サービスソリューションを開発した。急速充電器設置者と利用者双方の利便性を高められる。
スマートEV充電サービスソリューションによって、利用者側はスマートフォンで容易に充電操作でき、スマートフォンを使った決済サービスが即日利用できる。充電の終了はスマートフォンで確認できる。充電サービス事業を行う急速充電器の設置者は、課金・管理のための専用端末が無くても、利用や稼働などの管理が簡単に行える。
さらに、充電サービス事業者は加盟店契約の必要がなく、充電器を設置してすぐにサービスを始められる。デルタ電子は、日本の自動車メーカーが採用している急速充電規格「CHAdeMO(チャデモ)」などに対応する自社の急速充電器「DCJシリーズ」にスマートEV充電サービスソリューションを搭載し、急速充電器の設置者と利用者の拡大を進める。【デルタ電子(株)】