一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

コスモ石油・昭和シェル石油、製油所の競争力強化へ四日市で提携、設備を最適化

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.05.19 【情報源】企業/2015.05.14 発表

 コスモ石油と昭和シェル石油は、製油所の競争力強化に向けて三重県四日市市にある両社の製油所が事業提携することで合意した。2017年3月末に始め、それぞれの設備を最適化して効率的に運営する。国内設備の過剰解消対策を義務付けた政府のエネルギー供給構造高度化法2次告示(高度化法2次告示)に対応する。
 高度化法2次告示は、原油を最初に処理する常圧蒸留装置の能力削減などを2017年3月までに求めている。コスモと昭和シェルは競争激化が予想される中、個別で対応するより共同で行った方が効果的と考え、検討してきた。事業提携による原油などの有効利用目標達成計画の変更届を経済産業省に提出し、受理された。
 コスモ四日市製油所(処理能力1日13万2000バレル)と昭和シェルグループの昭和四日市石油四日市製油所(同25万5000バレル)が提携する。コスモ四日市の常圧蒸留装置1基を停止して原油処理能力を削減し、昭和シェルが自社の高度化法2次告示対応に相当する石油製品・半製品を昭和四日市からコスモに供給する。
 さらに、両製油所の2次装置を有効活用して高付加価値製品を生産し、両社の競争力強化と持続的な安定供給の確保を図る。製品タンクなどオフサイト(精製設備がある区域以外)の設備に関しても、連携の可能性を広く検討する。今後、事業提携実施に向けて製品取引の詳細などについて引き続き協議を進めていく。【コスモ石油(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク