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NEC、食品ロス削減へ適正な発注を実現する小売業向けソリューションを発売

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.04.15 【情報源】企業/2015.04.10 発表

 NECは、食品ロス削減に向け、適正な発注を実現する小売業向けソリューションを4月10日に発売した。ビッグデータ(大量のデータ)を分析する技術を活用し、弁当や惣菜など製造後の販売期間が短い日配品の販売数を高い精度で予測する。実証実験で日配品の廃棄を約40%削減した。廃棄削減と併せ、欠品防止や発注の効率化にも活用できる。
 「日配品需要予測ソリューション」と称し、基本的に毎日発注・納品する賞味期限が短い日配品を扱う。日配品は、コンビニや食品スーパーなどの小売業では廃棄や在庫切れによる販売機会損失が課題になっている。天候、時期、イベントなどの要因が複雑に影響するため、販売数の決定、予測、発注数の決定は経験やノウハウに頼ることが多い。
 同ソリューションは、NECの「異種混合学習技術」と呼ぶビッグデータ分析技術を使う。店舗の過去の販売実績や商品廃棄数、気象予報、カレンダー、イベント・キャンペーン情報などさまざまなデータの相関関係を解析し、商品ごとの販売数を高精度に予測する。さらに、販売予測数と店舗の在庫数・納品予定数を基に適正な発注数を算出する。
 これによって専門家でなくても最適な発注ができるようになる。小売業の数十店舗で同ソリューションを使用して実証実験したところ、過去13カ月の販売実績などから3日先までの販売数を高い精度で予測し、日配品の廃棄を約40%減らした。100店舗に導入する場合で価格は5000万円からで、2018年度までに2万4000店への販売を目標にする。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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