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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、「もっといいクルマづくり」の取り組みで燃費と動力性能を向上

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2015.03.30 【情報源】企業/2015.03.26 発表

 トヨタ自動車は、2011年に策定した「トヨタグローバルビジョン」に基づき、「もっといいクルマづくり」に向けた取り組みを進めてきた。この「もっといいクルマづくり」の取り組み状況を3月26日に公表した。車の中核となるパワートレーン(駆動系)ユニットでエンジンやトランスミッションの効率を高め、燃費と動力性能をさらに向上させる。ハイブリッドシステムでも燃費性能を一層高める。新パワートレーンユニットは2015年に導入を始める。
 新しいパワートレーンユニットは、低重心化、軽量・コンパクト化、統一設計でのモジュール化などの各要素をプラットホーム(車台)と連携しながら新たに開発する。これにより、高い性能と低燃費を実現する。エンジンの熱効率やトランスミッションの伝達効率を向上させ、パワートレーンシステム全体で燃費を約25%、動力性能を約15%以上改善する。
 エンジンを含むハイブリッドシステムでは、駆動ユニットの配置の見直しやモーター、インバーター、電池の小型・高効率化を図り、燃費性能を15%以上高める。プラットホームは下部構造やサスペンションを刷新し、パワートレーンユニットを低重心・低配置にする。さらに骨格構造を改めてボディーの剛性を従来比30〜65%向上させる。
 2015年から順次、新パワートレーンユニットに刷新していく。新プラットホームは同年発表予定のFF(前輪駆動)の中型車から採用し、FF小型車、FR(後輪駆動)車にも展開する。2020年ごろに世界販売台数の約半分への導入を見込む。生産分野では、エネルギー管理など環境に配慮した工場づくりを進め、CO2排出量を2008年比で55%程度削減する。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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