一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

NEC、グループ会社が水産養殖の稚魚などを自動的にカウントするサービス開始

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.03.20 【情報源】地方自治体/2015.03.17 発表

 NECグループで社会ソリューション事業のNECソリューションイノベータは、水産養殖の稚魚などを自動的にカウントするサービス「NECフィッシュカウンター」を4月に始める。画像認識技術を活用した専用のソフトをスマートフォン(多機能携帯電話)に入れて使う。パイプを流れる魚を自動で数え、正確な飼育数量が把握できるようになる。
 環境の持続可能性を目的に水産養殖が注目される中、作業には目視で稚魚をカウントするなど勘と経験が必要なため、正確な飼育数量の管理が難しく、生産コストや売上高がつかみにくいといった課題があった。NECフィッシュカウンターは飼育数量が容易に分かり、餌の量を適正にすることでコストを削減したり、精度の高い出荷量の予想を実現する。
 NECフィッシュカウンターは、高速で透明なパイプを流れる稚魚を自動的にカウントする。認識率は誤差±5%といい、稚魚の数え漏れを削減する。システムを使った魚のカウントは高価な機材が必要だったが、スマートフォンのカメラから魚を自動的にカウントすることから、機材の導入コストが抑えられる。屋外の養殖現場や船上でも利用できる。
 作業環境に応じて認識範囲や魚の流れる向きが設定できるほか、購入した稚魚などの数を事前に設定するとパイプを流れる魚を認識しながら魚の数をカウントダウンし、投入時間を予測する。これによって勘や経験に頼ることなく計画的に効率的に作業が進められる。利用価格は1端末1日あたり3万円となる。今後5年で5000ライセンスの提供を目標にした。【NECソリューションイノベータ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク