一般財団法人環境イノベーション情報機構
コスモ石油、子会社が都市景観緑化用の肥料ブランド「アラガーデン」立ち上げ
【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.03.13 【情報源】企業/2015.03.10 発表
コスモ石油100%子会社でALA(5-アミノレブリン酸)関連事業を手掛けるコスモALAは、都市景観緑化用のALA入り総合肥料ブランド「ALA GARDEN(アラガーデン)」を立ち上げた。ラインアップを充実させて展開する。第1弾でゴルフ場やサッカー場などスポーツの芝生(ターフ)に特化した液体肥料「アラガーデン・ターフ」を発売した。アラガーデン・ターフは、光合成を促進して植物の成長を助けるALAの機能によって、寒暖の差が大きい地域や低日照など芝にストレスがある環境でも成長を促す。ストレスがない環境では芝を健康で元気にする。ゴルフ場やサッカー場などで使うと、育成に重要な根張りがよくなるほか、暑さや蒸れに強くなり、芽数増加も期待できる。
300g入りを4500円(税別)で販売する。1500〜3500倍に希釈して使うことを推奨している。ALAが持つ葉緑素の生合成増加(光合成能力の向上)、肥料や水の吸収促進、環境ストレスへの耐性向上の3大機能を活用している。葉緑素の生合成増加は葉色の維持、葉物植物の品質向上、肥料や水の吸収促進では成長を促すなどの効能がある。
ALAは動植物の生体内に含まれる天然アミノ酸を指し、従来の化学合成ではなく、微生物を使った発酵法による低コストの量産技術をコスモ石油が世界で初めて確立した。コスモALAは今後、新ブランドのアラガーデンで固形肥料などさまざまな商品をそろえ、国内外で都市緑化や生活環境整備に貢献するALA入り肥料市場の拡大を図る。【コスモ石油(株)】