一般財団法人環境イノベーション情報機構
富士電機、200V系の大容量無停電電源装置を発売、同一サイズで出力電力を向上
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.12 【情報源】企業/2015.03.09 発表
富士電機は、200V系の大容量無停電電源装置(UPS)の「6000DX」シリーズを3月9日に発売した。従来機種と同一サイズで出力電力を向上させ、省スペース化を可能にした。日本で本格化する老朽設備・機器の更新需要を受け、金融システム、生産ライン、医療施設に設置されるサーバー用などに積極的に展開する。UPSは、落雷などの自然災害や突発的な事故に伴って停電や瞬間的に電圧が低下する現象が起きた際に、コンピューターや精密機器の誤動作を防ぐために電力を供給する。富士電機は0.75kVA相当の小容量から2000kVAを超える大容量まで幅広くそろえ、公共インフラや工場、データセンターに多くの納入実績がある。
新シリーズは、装置の内部の放熱性を改善することなどで、従来の機種と同じ大きさで出力電力を11%高めた。設置面積あたりでは業界最高の出力だ。100kVAタイプだと、従来では出力5kWのサーバー18台に電力供給できたが、新製品は20台に供給できる。設置面積を従来と同じにして置き換えやすくした。
さらに、表示・操作画面のタッチパネルを5.7インチから7インチに拡大し、運転状態を見やすくするとともに、操作性を向上させた。入出力電圧は200Vか210V、三相3線に対応する。容量100、200、300kVAの3タイプをそろえた。大きさはいずれも奥行き1000mm、高さ1900mmで、幅がそれぞれ800、1200、1400mmの形状だ。【富士電機(株)】