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環境ニュース[国内]

平成13年の全国一級河川の水質 12年度と同じく83%の河川が環境基準満たす

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2002.07.29 【情報源】国土交通省/2002.07.26 発表

 国土交通省は平成13年の全国一級河川(109水系)や湖沼などの水質調査結果をとりまとめた。同省では、昭和33年から一級河川の水質調査を実施し、また昭和47年から全国の一級河川の水質調査結果を取りまとめ、公表している。
 今回の調査では、12年度より1地点少ない1,093地点で調査を実施した。一級河川の直轄管理区間の河川延長は約10,500kmあり、平均すると河川延長約10kmに1か所の割合で水質調査を実施した計算になる。
 調査の結果、生活環境の保全に関する環境基準の項目のうち、有機汚濁の代表的な水質指標であるBOD(河川の基準)やCOD(湖沼の基準)の環境基準値を満足している地点の割合は平成12年と同じ83%に達していた。またこのうちBOD平均値が最も良好だったのは、北海道の尻別川(1リットルあたり0.5ミリグラム)で3年連続の1位に輝いた。
 一方、BOD平均値のワースト1となったのは、東京都と埼玉県を流れる綾瀬川。ただし綾瀬川の水質を10年前と比較した結果では、平成3年には1リットルあたり14.7ミリグラムだったBOD平均値が、平成13年は1リットルあたり6.4ミリグラムと56%も減少しており、ワースト5の河川全体でも10年間で平均30%の改善が認められた結果となっていた。【国土交通省】

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