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環境ニュース[国内]

東京ガス、マンション向け「エネファーム」がさいたまの380戸に採用、埼玉初

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2015.02.20 【情報源】企業/2015.02.17 発表

 東京ガスが展開している家庭用燃料電池のマンション向け「エネファーム」が、さいたま市緑区に開発中のマンション全380戸に採用された。埼玉県でマンション向けエネファームの導入は初めてとなる。NTT都市開発と建築・土木工事の川口土木建築工業(埼玉県川口市)が販売する「ウエリス浦和美園サウステラス」に設置される。
 マンション向けエネファームは、一戸建てに比べて条件に制約があるマンション用に開発した。機器本体の気密性を高め、外に面して配置される廊下のパイプシャフト(ガス・水道管などを通す空間)内に燃料電池ユニット、貯湯ユニット、バックアップ熱源機が全て設置できる仕様にした。耐震性や耐風性も高め、高層階にも対応する。
 ウエリス浦和美園サウステラスは15階建てで、埼玉高速鉄道線の浦和美園駅から徒歩7分に立地する。分散型エネルギーシステムへのニーズの高まりを受け、環境負荷低減とエネルギー利用に配慮した住まいづくりを目的に導入を決めた。380戸は、マンション向けエネファームを全戸に採用した全国の分譲マンションで最大規模という。
 エネファームは、都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素の化学反応で発電し、その際に出る熱を給湯に活用する。マンション向けエネファームの場合、年間の光熱費を約3〜4万円節約でき、年間のCO2排出量を約1.0t削減する。東京ガスは今回の大型マンションの全戸採用を弾みに、マンション向けエネファームの採用拡大を目指す。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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