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環境ニュース[国内]

与那国空港拡張事業の環境影響評価書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2002.07.29 【情報源】環境省/2002.07.26 発表

 環境省は、与那国空港の拡張事業に関わる環境影響評価書について、平成14年7月26日付けで国土交通省に対し意見を提出した。
 与那国空港には現在1,500メートルの滑走路があり、与那国−石垣空港間をボーイング737型機が1日2便定期就航している。しかし横風の影響を受ける冬季に欠航することが多いほか、滑走路延長を前提に暫定的にジェット化したため、安全面での問題が指摘されている。
 このため今回の拡張事業では滑走路を500メートル延長し、これに伴い空港の西側約4ヘクタール、東側10ヘクタールを拡張することが計画されている。また東側への拡張分のうち、2.5ヘクタールは海上埋立てを実施する予定だ。
 なおこの事業に係る環境影響評価は、方法書が平成13年6月12日に、準備書が同年11月30日にそれぞれ公告・縦覧され、準備書に対する沖縄県知事意見が平成14年5月17日に出され、これを受けて6月12日付けで国土交通大臣から意見照会があったものである。
 今回の環境省からの意見は、評価書に記載された降雨時の海域への土砂の濁り拡散予測の不確実性が高いと指摘。このため不確実性が高いことを踏まえた評価に見直しをすること、赤土の拡散濃度だけではなく海域への排出量踏まえた影響評価を行うことが必要であると指摘しているほか、必要に応じ、赤土流出防止対策を検討することを求めている。また自然環境については、オカヤドカリ類、サンゴ類などの重要な種についての追加調査を実施し、その結果に基づく、環境影響予測・評価の見直し、環境保全措置・事後調査の見直しが必要と指摘している。【環境省】

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