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環境ニュース[国内]

積水化学、住宅生産工場の「魅力化推進計画」実施、地域防災の拠点化など推進

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2015.01.23 【情報源】企業/2015.01.19 発表

 積水化学工業は、住宅生産工場の「魅力化推進計画」を実施する。国内8カ所の全工場を対象に地域防災の拠点化や見学ルートの整備、生産設備の充実などを2016年度まで推進する。2014〜2016年度の3年間で170億円規模の投資総額を予定している。地域防災の拠点化では、植林など地域の環境保全活動に加え、避難所としての機能を強化する。
 積水化学は住宅ブランド「セキスイハイム」グループ8工場で鉄骨系住宅のセキスイハイム、木質系住宅「ツーユーホーム」などのユニットを生産し、家のほとんどを工場で作ることで差別化を図っている。近年、地域貢献、販売促進、ブランド機能、人手不足といった新たな課題が発生しているため、工場に投資して魅了を高めることにした。
 地域貢献では、これまで各工場で展開してきた植林をはじめとした環境活動や、地元の学校への工場見学会などの取り組みだけでなく、従業員と周辺住民の避難所の役割を工場に持たせる。建屋を整備して太陽光発電システムや貯水タンクを充実させ、非常時に電源や水を確保する。このほか食糧や水など備蓄品の拡充も積極的に進める。
 工場では見学ルートを整え、顧客の品質確認の場にする。最新の工作ロボットを設置することなどで見学者を増やし、受注増と満足度アップにつなげる。見学者は2017年度に倍増の10万人を目指す。生産ラインの効率化も行い、建て替える佐賀県鳥栖市の工場では人的生産性を従来比20%向上させ、建築現場でも施工改善などで生産性を高める。【積水化学工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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