平成25年度の全国地盤沈下状況を公表

【水･土壌環境 地盤沈下】 【掲載日】2014.12.22 【情報源】環境省／2014.12.22 発表

　環境省は、平成26年12月22日、平成25年度に国と地方公共団体が実施した水準測量などの結果をもとに、全国の地盤沈下地域の概況をまとめ公表した。
　平成25年度に地盤沈下の現況を監視するための水準測量を実施した地域は、20都道県29地域で、その内、年間2cm以上の地盤沈下が発生した地域数は4地域（平成24年度：7地域）であった。沈下した地域のうち、「地震による影響がある」が1地域、「地震による影響がない」が15地域、「地震による影響があるかないかわからない」が13地域であった。
　平成25年度に全国で年間2cm以上沈下した1km2以上の地域の面積は、合計で0.8km2（平成23年度は5,919.5km2）であった。環境省では、平成２５年度において地盤沈下地域数及び面積は平成２４年度に比べ減少したが、年間の沈下量が、わずかであっても年々積算され長期的には建造物の損壊や洪水時の浸水増大などの被害をもたらす危険性があるため、長期的に地盤沈下状況を把握していく必要があるとしている。【環境省】