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環境ニュース[国内]

東芝、病院向けエネルギーマネジメント技術で米コーネル大学と共同研究開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.12.16 【情報源】企業/2014.12.11 発表

 東芝は、病院向けのエネルギーマネジメント技術で米国コーネル大学と共同研究を始めた。治療プロセスマネジメントを組み合わせ、平常時と非常時に利用可能な新しい病院ソリューションを目指す。同大傘下の医療センターでエネルギーと治療プロセスのデータを集め、それを基にエネルギーマネジメントシステムの制御方式を開発する。
 共同研究では、収集したデータでエネルギー消費モデルを作成し、災害時の患者の動きや治療プロセスをシミュレーションして制御方式を開発・検証する。コーネル大が治療プロセスのモデル化とシミュレーションを行い、東芝は収集データとシミュレーション結果からバッテリーやエネルギーマネジメントシステムの制御方式を開発する。
 米国では2012年のハリケーンで停電になった病院が多く、災害時の電源バックアップシステムの導入が求められ、エネルギーに加えて災害時の医療サービス継続やセキュリティーなど複合的なソリューションが必要とされる。これまでは災害時の状況に合った医療能力や、継続したい医療サービスの水準などの分析がされていなかった。
 東芝はコーネル大との共同研究を通じて病院でデータを集め、エネルギーマネジメント技術や治療プロセスのモデリング技術を開発し、平常時と非常時に幅広く活用できる病院ソリューションへの応用を検討する。さらに、米国の病院での実績を踏まえ、自然災害へのリスク対応に関心が高まる国内外の病院に展開することも視野に入れる。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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