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環境ニュース[国内]

ホンダ、ブラジルに建設した風力発電拠点を稼働、四輪生産に必要な電力量を発電

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.12.01 【情報源】環境省/2014.11.27 発表

 ホンダのブラジルの風力発電事業会社、ホンダエナジー・ド・ブラジルが同国に建設した風力発電拠点が11月26日(現地時間)に稼働を始めた。年間の発電電力量は、ホンダが同国の工場で四輪車を生産するために必要な量に相当する。企業活動で発生する環境負荷の最小化が目的で、同国の自動車業界で初めて風力発電を行う。
 風力発電拠点は、ブラジル南部のリオ・グランジ・ド・スル州シャングリラ市に約1億レアル(約46億円)をかけて造った。ホンダの四輪車工場があるサンパウロ州スマレ市の南約1000kmに位置する。最大出力3MW(3000kW)の風力タービン9機を備える。発電能力は計27MW(2万7000kW)で、年間約9万5000MWh(9500万kWh)の発電量を見込む。
 この発電量でホンダがブラジルで四輪車生産に使う電力量がすべて風力発電で賄える。CO2排出削減効果は年間約2200t以上だ。ホンダは同国で年間約14万台の四輪車を生産している。ホンダエナジー・ド・ブラジルは、ホンダの同国の四輪車生産販売子会社、ホンダオートモーベイス・ド・ブラジルが99.99%出資して設立した。
 ホンダはブラジルで1976年に生産活動を始めてから環境負荷低減を推進してきた。稼働開始した風力発電拠点を通して再生可能エネルギーの利用を進めるとともに、今後も環境保全活動に積極的に取り組む。ホンダは2020年までに全世界で販売する製品のCO2排出量を2000年比で30%低減する目標を定め、部品供給網も含めて活動を強化している。【本田技研工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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