一般財団法人環境イノベーション情報機構
航空機による大気観測プロジェクトがボーイングのecoDemonstrator787フライトに参加!
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2014.11.28 【情報源】国立環境研究所/2014.11.27 発表
国立環境研究所、気象研究所、株式会社ジャムコ、日本航空株式会社、JAL財団が共同で進めている航空機による大気観測プロジェクト(CONTRAIL Project) は、今年度ボーイングが実施しているecoDemonstrator787 フライトテストに参加する。今回は3種類の測定機器を搭載して、ecoDemonstrator787のフライトテストが実施されている間に、上空の大気を観測して、そのデータを収集・分析する。3種類の測定機器は、[1]CME(Continuous CO2 Measuring Equipment:CO2濃度連続測定装置)[2]ASE(Automatic Air Sampling Equipment:自動大気採取装置)[3]MME(Multimode Measuring Equipment:温室効果ガス連続測定装置)となる。
日本航空の定期便で収集された各種の温暖化ガスのデータは観測開始以来蓄積されて、全地球規模の温室効果ガスの循環を研究する多くの研究者に貴重な実証データを提供しており、今後も気候変動研究活動に貢献していく事が期待される。【国立環境研究所】