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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、LEDの独立制御で車の配光を細かく制御する次世代照明技術開発

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.11.28 【情報源】企業/2014.11.26 発表

 トヨタ自動車は、LED発光ダイオード)の独立制御で車のハイビームの配光を細かく制御する次世代照明技術「LEDアレイAHS(アダプティブ・ハイビーム・システム)」を開発した。先行車や対向車を幻惑させることなく、より広い範囲に照射でき、夜間の視界を確保して事故防止につなげる。2015年に発売する新型車に採用する。
 LEDアレイAHSは一列に配置した複数のLEDをハイビームの光源に使い、照射範囲をコントロールする。先行車と対向車を照らすことなく、両車がすれ違う際の間の空間を照射して車への幻惑を防ぎながら横断歩行者などの発見を促す。ハンドル操作に連動した配光でカーブの先を照らして進行方向の視界を確保する配光機能も備える。
 さらに、市街地では広範囲を照らす配光にし、高速走行では遠方に光を集中させるなど、走行シーンに合わせて照射の範囲を最適化する。配光は車速が時速15〜40kmの場合は住宅地向け、40〜80kmは通常、80km以上だと高速用になる。カメラで検知した情報を基にヘッドランプを制御する仕組みを備える。LEDチップは2.2mm間隔で並べた。
 LEDアレイAHSはトヨタが進める事故防止技術の一環で開発した。2015年から順次導入する予防安全パッケージ「トヨタ・セーフティー・センス」には、車載カメラで対向車、先行車のヘッドランプ、テールランプを検知してハイビームとロービームを自動で切り替えるシステム「AHB(オートマチックハイビーム)」も標準装備する。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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