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環境ニュース[国内]

積水化学、ベトナムに水インフラ分野の販売会社新設、上下水道の受注獲得推進

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.11.13 【情報源】企業/2014.11.10 発表

 積水化学工業は、ベトナムに水インフラ分野を対象にした販売会社、セキスイ・ベトナム・パイプ・ソリューションズ(SVPS)を2015年1月に新設する。日本で実績がある管路に関する商品と品質管理などを現地で展開し、上下水道など公共事業物件の受注獲得を推進する。ベトナムだけでなく、他のアジア各国でも販売拡大を目指す。
 SVPSはハノイに置き、資本金は75万ドル(約8625万円)で積水化学が100%出資する。ベトナムは治安が安定し、労働力が豊富なことから日系を含め海外企業の進出が相次いでいる一方、上下水道システムなどインフラが不十分で、成長が見込まれる。しかし上下水道管などの規格が複雑で、事業の拡大には情報収集・管理が重要になる。
 そのため、SVPSを通して現地市場環境の把握を強化し、迅速に意思決定することにした。積水化学はベトナムでの水インフラ分野の事業拡大を狙いに、現地のプラスチックメーカー、ティフォプラストと2013年7月に業務提携した。樹脂製パイプなど積水化学の商材のOEM(相手先ブランドによる生産)の準備を進め、販売体制を整えた。
 SVPSは当面、樹脂製パイプ、マス・マンホール、継手類などティフォプラストによる積水化学商材のOEM生産品や、積水化学グループからの輸入品を販売する。同時にティフォプラストと連携してアジア各国にも投入する。さらに現地施工会社とのパートナー化を進め、受注につなげる。SVPSは2020年度に100億円の売上高を目標にする。【積水化学工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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