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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、宮城県大衡村にある太陽電池新工場に生産ライン搬入

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.11.11 【情報源】企業/2014.11.07 発表

 昭和シェル石油の100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアは、宮城県大衡村に建設している独自のCIS薄膜太陽電池の新生産工場で生産ラインの搬入を始めた。この東北工場は、宮崎県にある3カ所の工場に続く同社4番目の太陽電池生産拠点として、2015年3月の稼働を予定している。
 東北工場は大衡村の第二仙台北部中核工業団地に立地する。同工業団地は高速道路に近く、電気、ガス、水道などのインフラが整い、トヨタ自動車をはじめ大手企業が進出している。7万m2の敷地に床面積1万5000m2の工場を設ける。生産能力は年間150MW(15万kW)。最先端の技術を導入して世界トップ水準の低コストを実現するという。
 3月初めに着工して建屋がおおむね完成した。壁面には既にソーラーフロンティアのロゴと社名が書かれ、東北電力からの特別高圧受電も完了した。現在、工場の内装仕上げと付帯設備プラントの立ち上げに入り、今回、生産装置の導入を始めた。東北工場は東北地域の住宅用・産業用市場をターゲットに最新のCIS薄膜太陽電池を生産する。
 CIS薄膜太陽電池で世界1の変換効率20.9%(約0.5cm2のセル)を達成した技術を取り込み、量産製品で15%以上の変換効率を見込む。電圧と電流の仕様を見直してシステム設計の自由度を高め、ケーブルなどの配線部材の配置も工夫する。ソーラーフロンティアは東北工場で競争力を強化するとともに、同工場を今後の海外でのモデルにする。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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