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環境ニュース[国内]

富士通、ベトナムで食・農クラウドを活用した実証実験、温室で施設栽培を実施

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.10.30 【情報源】企業/2014.10.28 発表

 富士通は、ベトナムで食・農クラウド「Akisai(アキサイ)=秋彩」を活用した実証実験を始める。首都ハノイにICT(情報通信技術)を活用した温室を建設して農作物の施設栽培を実施する。現地のシステム・ソフト開発会社、FPTと協業し、同国の農業の発展・強化を図る。温室はアキサイのショールームの役割を担う。
 アキサイは、これまで経験や勘に頼ってきた農業経営にICTを導入して農作物の品質を高めるとともに生産性を向上させ、農業経営を効率化するサービスで、日本で2012年に展開を始めた。インターネットを介してソフト・サービスを提供するクラウドで栽培データを収集・分析する。
 実証実験は2015〜16年の1年間行う。富士通はクラウドサービス、関連機器と、アキサイで蓄積してきたノウハウを提供する。FPTは実証実験を通してベトナムでICTを活用した農業技術の普及、発展を促進する。ハノイに設ける温室によって政府機関や、農業分野に関心を持つ企業に技術を紹介する。
 ベトナムは900万ha以上の農地を持ち、農業の発展に適した環境を備える。加えて3200kmの海岸線と広範囲な水資源があり、農業だけでなく水産業など第一次産業の開発資源が豊富だ。富士通とFPTは実験を同国の農業技術発展につなげるとともに、富士通のICTを使った農業技術を普及させる。【富士通(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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