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環境ニュース[国内]

三井物産、東芝、東レなど、愛知県の大規模太陽光・風力発電所の営業運転開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.10.07 【情報源】企業/2014.09.30 発表

 国内最大規模の大規模太陽光・風力発電のハイブリッド発電所「たはらソーラー・ウインド発電所」が10月1日に営業運転を始める。三井物産、東芝、東レ、三井化学に加え、中部電力グループで建設・再生可能エネルギー事業を行うシーテック、東亞合成、三井造船の7社が愛知県田原市の臨海部に開発した発電所である。6月から試運転を行ってきたが、10月に営業運転を始め、10月8日に完成式を開く。
 たはらソーラー・ウインド発電所は、三井化学が保有する約80万m2(東京ドーム17個分)の土地に造成した。発電能力50MW(5万kW)の太陽光発電システムと、同6MW(6000kW)の風力発電設備を設置した。太陽電池モジュールは単結晶シリコン26MW(2万6000kW)、多結晶シリコン20MW(2万kW)、化合物系4MW(4000kW)で、風力発電は2MW(2000kW)を3基備える。
 太陽光発電風力発電の両方の設備があるため、天候の影響を大きく受けることなく、安定して電力が供給できる。年間発電量は太陽光と風力発電を合わせ、田原市全世帯の約9割に当たる約1万9000世帯の年間使用電力量に相当する6万7500MWh(6750万kWh)を見込んでいる。年間のCO2排出削減効果は、約230万本の杉の木のCO2吸収量にあたる3万2000tに上る。
 発電事業は信託会社に委託する方式で運営し、金銭信託比率は三井化学35%、三井物産15%、東芝、東レ、シーテック、東亞合成、三井造船が各10%となる。各種の太陽電池モジュールを使い、遠隔監視システムで各発電状況データを収集・分析するなど実証実験の場としても活用する。発電所は田原市の小・中学校、高校などの環境学習の場にも利用される。【東レ(株)】他

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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