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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、改質ガソリン(RFG)プログラムへのメイン州南部の追加を提案

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2014.09.04 【情報源】アメリカ/2014.08.21 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、メイン州南部のヨーク、カンバーランド等7郡に、連邦RFGプログラムのもとで、2015年6月から改質ガソリン(RFG)の販売を義務付ける提案を発表した。RFGは、地表オゾンの形成につながる自動車排ガスを削減するために改質されたガソリンで、連邦RFGプログラムは、このRFGを使用することにより一定地域の大気質を改善しようとするものである。地表オゾンは、喘息や肺疾患を悪化させ、呼吸器感染症を起こしやすくするなど健康被害の原因となる。EPAオゾン移動地域(OTR)として指定した州は、このプログラムに参加することができ、現在コネチカット州やマサチューセッツ州など17州とワシントンD.C.がRFGを使っている。
 メイン州では、2013年に、州南部で2014年5月からRFGの使用を定める法を制定した。その後、これが2015年6月まで延期されていたが、メイン州を含めたニューイングランド地域で共通の燃料を望む産業の要望もあり、メイン州はこのプログラムへの参加を要望していた。これを受け、EPAは、精油業者、輸入者、卸業者には2015年5月1日までに、小売業等には2015年6月1日までに、RFGの販売を義務付けることを提案している。
 メイン州環境保護局(DEP)の大気担当部門は、「RFGプログラムをメイン州南部へ拡大できれば、オゾン前駆物質を削減し、連邦のオゾン大気質基準達成を維持することにより、メイン州市民の保護を維持強化できる」としている。【アメリカ環境保護庁】

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