一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ連邦環境大臣 風力エネルギーの将来性を熱弁
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2002.07.12 【情報源】/2002.07.02 発表
ドイツのトリッテン連邦環境大臣は、7月2日、ベルリンで開幕した世界風力エネルギー会議に出席し、50カ国から集まった約600名の参加者を前に演説を行った。「風力エネルギーは、世界の多くの国々におけるエネルギーシフトに新鮮な風を吹き込んでいる。また8月末から始まる世界サミットにおいても中心的課題は、持続可能なエネルギー供給である。この数年、風力エネルギーは、年間30%以上も増加しており、世界におけるエネルギーの内訳の迅速な転換に大きな役割を果たしている。2001年終了時までの生産実績は、約25000メガワットに達し、うち2001年だけで6800メガワット生産している。
次の5年のうちに、60000メガワット以上に達すると予測されている。
また、ドイツは、いまや風力エネルギーの世界チャンピオンである。この成功の根底には、安定的で信頼できる連邦政府の自然エネルギー政策がある。連邦政府が制定した「再生可能エネルギー法」は、成功事例として、スペイン、フランス、ポルトガル、ブラジルでも評価されており、すでに7カ国語に翻訳されている。連邦政府は、引き続き自然エネルギー普及の政策として、洋上風力発電を重視している。次の30年のうちに、ドイツにおける電力消費における風力発電の割合を、約4分の1にすることを目標としている」【ドイツ連邦環境省】