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環境ニュース[国内]

WTO林産物交渉についての意見募集を8/10まで実施へ

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2002.07.10 【情報源】林野庁/2002.07.10 発表

 林野庁は2002年8月10日まで、WTO林産物交渉についての意見募集を実施することにした。
 2001年11月にカタールのドーハで開催された第4回WTO閣僚会議でWTO新ラウンドが開始され、2002年2月には新ラウンドの7つの交渉分野の交渉取り扱い機関や議長の決定が行われている。
 このうち林産物については、一般の鉱工業品とともに「非農産品市場アクセス交渉グループ」で交渉が行われることになっているほか、「貿易と環境委員会(CTE)通常会合」でも、環境措置が市場アクセスに与える影響や環境目的のラベリングなどについて議論を行い、これらを交渉事項とするかどうかを含め、2003年9月にメキシコで開催予定の第5回閣僚会議に勧告を行うこととなっている。また、補助金協定の明確化について交渉を行う「ルール交渉グループ」の議論も林産物と関係している。
 今回の意見募集は、林産物に関係する上記3つの交渉分野のうち、非農産品市場アクセス交渉分野についての交渉提案を各国が2002年11月1日までに提出することになっていることに関連して実施されるもの。
 なお日本は、「世界規模の森林破壊を進行させるような貿易自由化であってはならない」との主張を基本的な考えに据え、新ラウンドでも自由化促進の観点からのみ議論を行うのではなく、地球規模の環境問題や有限な天然資源の持続的利用に配慮し、持続可能な森林経営の推進に寄与する貿易ルールの確立が必要であるとの立場に立っている。【林野庁】

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