一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

高校生が森林関連の伝統技術を名人に取材 「森の”聞き書き甲子園”」開催へ

環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2002.07.08 【情報源】林野庁/2002.07.05 発表

 文部科学省と林野庁は、1966年に米国ジョージア州で始められた教育プログラム「FOXFIRE BOOK」の手法をモデルとして、全国の高校生100人が山村で受け継がれてきた森林の知恵や技をリポートする「森の“聞き書き甲子園”FOXFIRE IN JAPAN」を実施することにした。
 FOXFIREは、枯れ木に生える苔が発する光のことをいい、米国では「自然という教師が人間に与え続けている知恵の象徴」と考えられている。このFOXFIREをタイトルに冠した「FOXFIRE BOOK」プログラムの手法は、ジョージア州の高校生が、伝統的な技術・知恵を伝承しながら生きている人たちを取材し、そこでの見聞をレポートとしてまとめるという内容だ。
 今回実施される「森の“聞き書き甲子園”」は、日本の高校生100名の参加を募り、高校生たちに樵(きこり)、筏(いかだ)師、樽職人など、森林にかかわる技術の名手・名人に現地取材してもらい、日本の山村で受け継がれてきた森林の知恵や技、山村の暮らし、名人の人となりなどをレポートしてもらう。プログラム全体を通じて森林保全意識を育てることや、忘れられようとしている山村地域の生活様式・文化・伝統・技能の記録・継承を目指しており、参加する100人の高校生に対しては、専門家による「聞き書き」についての研修なども実施する。
 参加希望の高校生は、所定の申込用紙に必要事項を記入し、参加希望動機を書いた作文(原稿用紙1枚程度)とあわせ、平成14年7月19日(当日消印有効)までに、各都道府県の教育委員会まで応募する必要がある。申込み者多数の場合は、参加希望動機の作文による選考を行う。【文部科学省,林野庁】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク