一般財団法人環境イノベーション情報機構
「排出ガス後処理装置検討会」報告書の取りまとめ案 まとまる
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.03.31 【情報源】環境省/2014.03.28 発表
環境省及び国土交通省は、平成26年3月28日「排出ガス後処理装置検討会」の報告書をとりまとめた。平成17年規制(新長期規制)に適合したディーゼル重量車のうち排出ガス後処理装置として尿素SCRシステムを搭載したものについて、環境省の調査により、使用過程で同システムの性能が低下して窒素酸化物(NOx)の排出量が増加する事例が確認されており、原因の究明及び対策の検討を進めている。
検討会で、平成21年規制(ポスト新長期規制)適合車について調査したところ、一部の車種についてはNOxの排出量に若干の増加が見られたものの、排出ガス後処理装置の性能は使用過程においても概ね適切に維持されていると判断。今後、平成17年規制適合車については、関係メーカーに対して昇温作業の実施率の向上等の積極的な取組と、環境省及び国土交通省への定期的な報告を求めることとなった。【環境省】