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環境ニュース[国内]

ホンダ、外部給電機能装備の燃料電池車をさいたま市、神奈川県、大阪府に納車

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2014.03.27 【情報源】企業/2014.03.25 発表

 ホンダは、外部給電機能を装備した燃料電池車「FCXクラリティ」をさいたま市、神奈川県、大阪府に順次、納車する。各自治体は公用車に利用するほか、外部給電機能による災害時の電力供給対応の検証やイベントで運用する。これらの取り組みから得られる燃料電池車の使い勝手や活用方法などのデータは、ホンダにフィードバックされる。
 神奈川県には3月27日に導入され、市町村や関連企業と連携してエネルギーや環境関連イベントでの展示・試乗会の実施、外部給電機能を使った災害時の電力供給訓練、公用車の日常業務などに利用する。大阪府は4月上旬の納車で、防災訓練やモーターショーへの出展などでPRするほか、中小企業の技術開発を支援する。
 各自治体に納車するFCXクラリティは、出力した直流電力を交流に変換する、持ち運び可能なインバーターボックスを備える。最大9kWの外部給電ができ、給電能力は9kWで連続7時間と一般家庭の約6日分の使用電力量にあたる。
 燃料電池車は水素を酸素と化学反応させて発電し、モーター駆動で走行する。排ガスがないうえ、従来の電気自動車と異なり、3〜4分で燃料の水素が充てんできる利便性がある。非常用電源としても期待される。2015年の一般販売が予定され、ホンダは自治体の利用データを検証し、量産化と普及に向けた研究開発に生かす。【本田技研工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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