東京湾の干潟の生態系保全に向け、国土交通省・環境省が研究会を設置

【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2002.07.02 【情報源】国土交通省／2002.07.02 発表

　国土交通省港湾局と環境省自然環境局は、干潟の生態系保全を視野に入れた、東京湾の総合的な環境改善施策についての共同調査を実施するにあたり、有識者・港湾管理者（関係自治体）・国土交通省・環境省両省の担当者から構成される研究会を設置することにした。
　この研究会では、（１）三番瀬をはじめとする東京湾の干潟・藻場・浅場の自然環境の現状調査−−を実施するとともに、（２）その保全・再生のあり方、（３）生態系が連続する干潟ネットワークの構築のあり方、（４）生態系保全を視野に入れた東京湾の総合的な海域環境改善施策−−などを検討する。
　平成１３年１２月に都市再生本部（本部長　内閣総理大臣）が決定した「都市再生プロジェクト第３次決定」では、東京湾での「海の再生」が盛り込まれており、この決定を受けて設置された「東京湾再生推進会議」でも、平成１４年６月に「東京湾再生のための行動計画案」の中間とりまとめているほか、千葉県でも幅広い関係者が参加する円卓会議を設置、東京湾に残る貴重な干潟・三番瀬の保全や再生について、検討が行われている。【国土交通省】