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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、DBJとの共同投資会社が手掛けた関空メガソーラー完成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.01.29 【情報源】企業/2014.01.24 発表

 昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアと日本政策投資銀行(DBJ)の共同投資会社、SFソーラーパワーは、100%出資の事業会社を通じて関西空港にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を完工した。2月1日に発電を始める。アジア最大級の空港発電所となり、ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池を使った。
 関空のメガソーラーは、滑走路脇の土地約9万6700m2と貨物倉庫など約2万3000m2に設けた。発電容量は約1万1600kW(11.6MW)で、約7万2000枚の太陽電池パネルを取り付けた。年間で一般住宅約4100世帯の年間電力使用量に相当する1200万kWhの発電電力量を予想し、年間約4000tのCO2排出削減効果を見込む。発電した電力の全量を関西電力に売電する。
 ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池は、光の反射が航空機の運航に影響を与えない特性があり、総発電量も高い。太陽電池の特長に加え、ソーラーフロンティアの技術サポートとDBJの資金調達支援が事業を実現させた。SFソーラーパワーはソーラーフロンティアが6割、DBJが4割出資し、太陽光発電事業への投融資を行う。関空が最初の案件になった。
 ソーラーフロンティアの玉井裕人社長は「10MWを超えるメガソーラーを着工から7カ月で発電開始できるのは、プロジェクト遂行力の高さを示す」と強調し、「計画通りの完成を迎え、関空の掲げる環境先進空港のコンセプトの推進に貢献できた」などと述べた。今後、空港内の立地を生かし、CIS薄膜太陽電池の性能と自社の運営力を世界にアピールする。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経bp環境経営フォーラム(EMF)

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